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体臭を防ぐことは「雑菌を殺すこと」とほぼ等しいといえるでしょう。体臭に対して他の香りを被せてごまかすということはあまり得策ではありません。臭いというのはごまかせるものではなく、むしろ混ざり合って人のもとに届いてしまうものです。香水と体臭が混ざり合った臭いはなんとも言えず気味の悪いものですから、体臭が気になるからといって香水を沢山つけたりすることはやめましょう。それよりも、臭いの原因となってしまう雑菌をいかに防ぐかということが大切です。雑菌は体の老廃物な汗を食糧として繁殖します。その結果、体臭として嫌な臭いを発してしまうものなのです。そうならないように、雑菌の繁殖を抑えたいものですが、生きている限りは汗もかきますし、新陳代謝によって体の老廃物は発生します。老廃物はいわゆる「アカ」といわれる状態になって体の表面に残っています。汗もそのほとんどは水分ですが、僅かに含まれた尿素や塩素が体の表面に残ってしまうのです。それらを栄養として繁殖してしまう雑菌は、発生してからでは手遅れです。
デオドラントには臭いが発生する前に使用するものと発生したあとに使用するものがあります。シートタイプのデオドラントは、臭いが発生したあと、つまり雑菌が発生したあとに使用するタイプのものが多いです。それらには多分にもれず「アルコール」が使用されていて、アルコールによって発生した雑菌を駆逐するようになっています。さらに、そのアルコールに加えてさわやかな香りでケアするようになっていることが多いでしょう。ですが、それらも使用している本人にとっては爽やかな香りではあったとしても、周囲からはどう感じられるかわかりません。デオドラントシートにはあきらかにそれとわかる香りが付けられていて、誰がどう感じでも「デオドラントを使用した」ということがわかってしまうかもしれません。マナーとしては問題ないのですが、公共のトイレなどでデオドラントの香りが強く残っているのもどうかというものです。
それでは、元から「菌を発生させない」タイプのデオドラントであればどうでしょうか。それはアルコールのように発生した菌を殺傷するものではなく、最初から菌を増殖させないような工夫がされています。よくあるのが「銀イオン」を含んだものです。「アルコール」はすぐに蒸発してしまうため、あらかじめ塗布しておいて菌の発生に備えるということができないのですが、銀イオンであれば塗付した後にその部位に常駐できます。そして、雑菌そのものが発生することを防いでくれるのです。そのため、汗をかいても嫌な臭いが発生しないということです。菌が繁殖する間を与えずに殺菌してしまうので、臭いの発生を自覚することも他の人に感じられてしまうこともありません。また、「無臭」の状態を保つことができるため、どのようなTPOにも適しています。無難に考えるのであれば、このように「臭いを発生させない」というタイプのデオドラントが一番よいのではないでしょうか。誰にも迷惑をかけず、また自身も臭いを気にすることがない。一日中快適に過ごせることを実現するデオドラントがあるのです。しかも、誰でも購入して使うことができるほど、流通しています。
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