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気になる体臭

「体臭」が気になる、ということは私たちには不快な臭いの成分が含まれているからなのです。それらのほとんどは「雑菌」の繁殖で発生しています。雑菌がなぜ繁殖するのかというと、私たちの汗や代謝された老廃物を触媒として、つまり「エサ」として繁殖してしまうのです。スニーカーを長くはいていると黒くなると思います。その黒ずみも、雑菌が繁殖した結果です。そして嫌な臭いを放つのです。生きているかぎり、これらの雑菌とはいやでも付き合わなければいけません。もちろん、毎日清潔にすることは大切なのですが、それでも繁殖してしまうものが雑菌です。特に、人間は「服」を着たり「靴」をはきます。人間は体温調節が上手な生き物ですから、汗をつねにかいているといってもいいでしょう。そして、細胞を生まれ変わらせる為に常に代謝しています。それらは全身どこでも同じように起こっています。服の中や靴の中でも同様です。普段から表に出ているような部分、顔や手などではかいた汗も常に蒸発していることになるのですが、服の中や靴の中ではそうもいきません。場所によってはそれがこもってしまい、雑菌の繁殖を招く結果になっているのです。そうです、人間は服や靴を身につけるが故に体臭が何倍にも増殖してしまうのです。ですから、一般的に「体臭」といわれている臭いは、実は雑菌が繁殖した結果であることがほとんどなのです。
なかなか蒸発できない汗で湿度は途方もなく上がり、他社されて発生した老廃物をエサとして雑菌がとても繁殖しやすい環境を、それぞれの人の体で再現してしまっているのです。文明をもってしまったが故に、「体臭」というリスクを背負ってしまったと表現するとオーバーでしょうか。そして、発達させた感性とモラルによって、嫌な「臭い」に不快感を感じるようになったのです。これらは近代文明だけの話ではありません。有史以来、人間は体臭と付き合ってきているのです。そして、現代よりもはるかに不潔であった中世などでは、臭いを防ぐよりもそれを「隠す」ということに主眼がおかれていました。つまり、体臭が分からなくなるくらいの臭いのものを身につけたりしていたのです。それにより、体臭を隠していました。ですが、体臭を隠すといっても完全に消えるわけではないので、身に付けた香水と相まってなんともいえない香りを放っていたようです。体臭と香水の混ざった香りを中世の貴人たちは放っていたのです。
現代はそのような点では恵まれているといえます。臭いを隠すのではなく、臭いの発生自体を抑える効果のある薬剤が発達し、ほとんど一日臭いを気にせずに過ごせるようになっているのです。また、その上で香りを楽しむ、好きな香りを身にまとって周囲に爽やかなイメージを与えることもできているのです。中世の貴人たちよりも遥かに清潔で、遥かに臭いの少ない生活を、現代社会では誰もが実現できているのです。そう考えれば、「体臭」でなやむことなどないといってもいいでしょぅ。私たちは「臭い」というコンプレックスから解放される術をしっています。誰もが実現できる形で、提供されているのです。そのため、余計に「体臭」に対する嫌悪感が増殖されているという側面もあるのですが、みんなで気をかけ合う、ということにつながっています。

 
 
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